愛猫がする「すりすり」とはこんな行動です!
もくじ
猫のしぐさ「すりすり」
猫が見せる特有の愛らしいしぐさ、その意味や理由がわかれば、猫との暮らしがさらに楽しくなります。
今回は猫が頭をこすりつけてくるしぐさ「すりすり」をご紹介。
毎日、必ずといっていいほど見かける猫のしぐさの代表格が、「すりすり」ではないでしょうか?
愛猫のしぐさを見るも、微笑ましく思う人がいるのは、「安心」や「甘え」の表現が含まれているのかもしれません。
このしぐさの意味を4つの項目から探ってみました。
あなたの愛猫はなぜ「すりすり」するの?
自らの臭いを付けて安心感を得るため猫の頬やあごのあたりには臭いを出す臭腺があって、そこからフェイシャルフェロモンが分泌されています。
これは、猫が生活する場所に対して慣れ親しんでいることを示すために付けるフェロモンだといわれています。
つまり、「ここは自分が安心できる場所」という意味で自らの臭いをこすり付けているのす。
それはマーキング行動のひとつで、ストレスによるスプレー行動が不安の臭い付けなら、すりすりは安心の臭い付けといえるでしょう。
「すりすり」どこでするの?
縄張りの中で、安心できる場所(人)なら、どこにでも家の中の家具や柱、壁などの物に対してすりすりしたり、いっしょに生活する飼い主さんの足など、人に対してもよく見られるようです。
すりすりはマーキング行動ですから、 自らの縄張りで、かつ安心できる場所 にするのでしょう。
逆をいえば、知らない場所や緊張しているときは、「すりすり」は見られないと思います。
もっとすりすりしたくなる猫じゃすり
する場所によって意味はあるの?
飼い主さんの体にする場合は「甘え」の意味も。
子猫は母猫に何か面倒をみて欲しいときに、尻尾を立てて近寄ってきて頭にこすりつけます。
これは母猫に甘えているからです、その名残で、成猫になっても飼い主さんに何かをねだりたいときに、「すりすり」するといわれています。
つまり、猫が人の体に「すりすり」してくるときは、安心できる場所にニオイをつけるというマーキング行動の意味だけでなく、甘えの表現もふくまれます。
そのとき猫のキモチは?
不安感はなく、平穏で落ち着いてる気分。
ねこがすりすりするのは、安心できる場所に自分のニオイをつけるためといわれています。
ですから、すりすりする場所は自分の縄張りなのでゆったりとリラックスしているのではないかとおもわれます。
それを利用してすりすりするときに頬などからでるフェイシャルフェルモンを合成した薬剤が動物病院で処方されていて、それを使用すると猫を落ち着かせる効果が期待できるので、スプレー行動の防止に使用されることもあるそうです。
もっとすりすりしたくなる猫じゃすり