おうちでできるペットのストレス解消遊び

 

おうちのわんちゃん、ねこちゃんも人間と同じく毎日様々なことでストレスが溜まっています。

ストレスは病気を引き起こす原因になったり、性格に変化が出てしまったりと生活に悪影響を及ぼしますよね。少しでもストレスを減らして生活ができるように、どんなことでストレスが溜まるのか、どんな遊びがストレス発散にいいのかみてみましょう。

 

わんちゃんのストレス

まずは、わんちゃんはどのようなことをストレスに感じるのかみてみましょう。

引っ越しや結婚、自立、出産などによる家族構成の変化、家族間の喧嘩はもちろんのこと、工事などの周りの環境の変化など様々なことに敏感でストレスに感じると言われています。

もちろんその子により感じ方は違うので、同じことでも全く気にしない子もいるでしょうし、ストレス度合いはそれぞれ異なります。

そんなストレスの1つとして、運動不足も挙げられるかと思います。室内でほとんどの時間を過ごすことが多く、なかなか全力で走ったり遊んだりする機会のないわんちゃんは特に、天候によりお散歩に行けない日が続くと、思う存分走ることができない、外からの刺激がなく退屈、などの理由でストレスが溜まります。

人間でも梅雨の時期は少しストレスですよね。

そんなストレスを少しでも解消できるようにおうちで簡単にできる遊びをみてみましょう。

 

おやつ探し

定番な遊びなので、やっている方も多いかと思います。

フードや小さいおやつを入れられる専用のおもちゃも売られていますし、食べ物をそのまま隠す方法もあります。

売られているおもちゃは、硬めのゴムでできており、真ん中に穴が開いており、そこに食べ物を入れられるようになっています。

穴が小さく、中におやつやフードを入れると、簡単には出てこないようになっているので、向きを変えたり、転がしたりして自分で工夫をする必要があります。

全部取り出すには時間がかかりますし、頭を使って考えながら、退屈せずにおやつ探しができます。

 

飼い主さんがお出かけでお留守番の際、家を出るときにわんちゃんに渡していき、寂しさや退屈を紛らわす目的で使われることもよくあります。

おうちを出るときに、置いていかれたくなくて、鳴いて吠える子も多いですよね。そういった子にこのおやつを取り出すおもちゃを渡してあげ、熱中している間に気付かれないようにそっと家を出るようにしてください。

 

専用のおもちゃがなくても、カーペットの下や家具の隙間、おもちゃ箱の中など色々なところにおやつを隠して見付けると食べられるようにしておいても十分に楽しめると思います。

毎日ただ与えられるご飯を食べるだけでなく、こういった探すという行動をプラスしてあげるだけでも、わんちゃん本来の嗅覚などの力を使うので、刺激になります。

少しでも楽しくなるように工夫してあげましょう。

 

※中に入れるおやつやフードの量は、多くなりすぎて太らないように気を付けて管理してあげてくださいね。

厳密に1日量を管理するのであれば、その子の1日のフードの規定量の中から取って使うようにしてください。太るのは簡単ですが、痩せるのは大変なので、太らないように気を付けてあげてくださいね。

 

かくれんぼ

これは私も小さい頃、うちの愛犬と自宅でよく行っていました。

物陰などに隠れて、愛犬の名前を呼んで待ちます。姿は見えないので、声を頼りに近くまで来て、キョロキョロ見回しながら探してくれます。

少し迷っていそうな時は再度声をかけてヒントを出してあげてくださいね。最後に「ここでしたー!」と飛び出したときの、尻尾を振って喜んでくれる姿が可愛くてたまりませんでした。

きちんと見付けてくれたら、たくさん褒めてよしよししてあげてくださいね。

 

いくら探しても見つからないと、諦めてしまう可能性もありますので、わんちゃんの開けられないドアの向こうや難しい場所に隠れるようなことはせずに、必ず自力で見つけられる場所に隠れるようにしてあげてください。

初めは見つけやすい簡単な場所からで大丈夫です。

かくれんぼ遊びも犬本来の聴覚などを使って、好奇心と少しの恐怖心が刺激されて、楽しめると思います。

 

ボール

定番中の定番な遊びですね。飼い主さんがボールを投げて取りに行かせるもよし、1人で転がしたり噛んだりして遊ぶのもよし、多頭飼いの場合はわんちゃん同士で取り合いもよしです。

 

おうちの中では、なかなかボールを投げて取りに走らせてあげるスペースがないので、難しいかもしれませんが、遠くまで投げなくても近くでキャッチボールのように投げたり転がしたりでも十分です。

遊びが楽しいことはもちろんですが、たいていわんちゃんは飼い主さんにかまってもらえることが嬉しくて楽しいのです。

 

ボールの大きさは、小さすぎないように気を付けてあげてくださいね。大型犬の子だと、大丈夫そうに見えていた大きさでも熱中してしまうと口にくわえ込んでしまい、そのまま飲み込んで、詰まってしまうこともあります。

せっかく楽しく遊ぼうとしていたのに、誤食などの事故に繋がってしまうと残念なので、くれぐれも気を付けてあげてください。

 

ひっぱりあい

これもよくしますよね。ペットショップのおもちゃ売り場にもロープのようなおもちゃがたくさん売っています。口の大きさに合った太さのものを選んであげてくださいね。

 

飼い主さんが手で反対側を持って引っ張ってあげたり、他にもわんちゃんがいればわんちゃん同士で引っ張り合いもできます。

飼い主さんが引っ張る際は、強く引きすぎないように気を付けてあげてください。特に小さなお子さんは、力の加減が出来ず、わんちゃんとの力の差もあまりないので、力任せに引っ張ってしまうと思います。

力任せに引っ張ると、歯が変な方向に引っ張られて、折れたり欠けたりしてしまう可能性があります。

歯は折れたり欠けたりしてしまうと、元に戻すことはできません。また折れ方によっては抜いてしまわないといけない場合もあります。

遊んでいただけなのに抜歯することになってしまった!

なんてことにならないように注意しながら遊んであげてくたさいね。お子さんとわんちゃんが遊んでいるときは、どちらの安全も確保できるように目を離さないようにしてあげてください。

 

 

猫のストレス

続いては、ねこちゃんのストレスについてみていきましょう。わんちゃんと同じように家族構成や周りの環境の変化などはもちろん、ねこちゃんは過度なスキンシップを苦手とする子も多くいます。

ベタベタ触られた、普段よりたくさんかまわれたなどの理由でストレスを感じる子もいます。また、家にお客さんが来たりすることがストレスになることもわんちゃんより多いかもしれませんね。

そんな敏感なねこちゃんのストレスを少しでも減らしてあげる遊びはどういったものがあるのかみてみましょう。

 

キャットタワー

既に置いているおうちも多いと思います。

ねこちゃんはジャンプしたり登ったりすることも得意で大好きなので、横移動だけではなく、縦移動できる空間も必要になります。

おうちの中では十分に縦移動ができないので、キャットタワーはぜひ置いて、運動スペースを作ってあげましょう。

 

天井ぐらいまでの高さのキャットタワーはねこちゃんが1人でも自由に登ったりして遊べるだけでなく、避難場所にもなります。

触られたくない、かまわれたくない、お客さんが来た、そんな時に人間の手が届かない高いところに逃げられる場所があることは、ねこちゃんにとってとても重要です。

高いところは落ち着ける安全地帯にしてあげて、ストレスから逃れられるように、そこに入っている時は無理に触ったり、抱っこして下ろしたりはしないようにしてあげてくださいね。

 

キャットタワーは置いておくだけで、ねこちゃんが自由に登ったり飛んだり寛いだりしてくれるので、飼い主さんは特に何もすることもなく、ストレスを発散してもらえます。

天井までのものや、大きいものはそれなりの値段がしますが、置く価値はあるの思うので、まだないおうちはぜひ用意してあげてくださいね。

 

動く系おもちゃ

電池式などで自動で動くおもちゃもたくさん売っていますよね。

ねこちゃんは動くものを追いかけるのが好きなので、機械仕掛けのねずみのおもちゃなどを追い掛けるのも大好きです。

そういったものを追いかけるのも、狩猟本能が刺激されてストレス発散に繋がります。

毎日何の代わりばえもなく退屈に過ごすよりも、おもちゃであっても追いかけるものがあり、狩る楽しみがあればいいですよね。

自動でスイッチを入れると勝手に動くものや、ラジコンのように飼い主さんが動かせるものもあります。

 

また、おもちゃではありませんが、トンボや蝶、セミなどを外で捕まえてきて、おうちの中で放して、ねこちゃんが自宅で狩りをできるようにしているご家庭もありました!

ねこちゃんは部屋中、飛んで跳ねて走って追いかけて楽しいでしょうが、虫が苦手な人にはちょっとハードルが高いですよね。。。

あとねこちゃんが狩りをした後の掃除、片付けも大変ですよね。虫が平気でおうちに余裕がある場合は、やってみてもいいかもしれませんね。

 

ねこじゃらし

動く系おもちゃと一緒ですが、こちらは手動ですね。

飼い主さんが手で持って、よい感じに動かしてねこちゃんの興味をひく必要があります。

素早く動かしてみたり、ゆっくーり動かしてみたり、見えない陰からチラッと出してみたり、色々な動かし方で一緒に遊んであげてください。

自動のおもちゃと違い、一緒に遊んであげられるのがいいですね。

 

紐の先に毛のようなものや小さいぬいぐるみが付いているものもありますので、間違って飲み込んでしまわないように気を付けてあげてください。

また、使っていない時は必ずねこちゃんの手が届かない場所に片付けておくようにしてくださいね。

おうちの人がいない間にねこちゃんが勝手に遊んでいると、知らない間におもちゃが壊れてしまい、先に付いている小さいぬいぐるみを食べて詰まってしまったり、紐が切れて口に入ってしまい、腸などで引っ掛かってしまったりする可能性があり、大変危険です。

実際に猫じゃらし系のおもちゃの誤食は多く、閉塞して緊急手術が必要なことも少なくありませんでした。

飼い主さんの留守中に誤食してしまうと、気付いて動物病院を受診するまでにも時間がかかってしまいますし、何時間前に何をどのくらい食べたのかなども正確に分からず、診断までにも時間がかかります。必ずおうちの人が見てあげられる時にだけ使うようにしてください。

 

レーザーポインタ

壁にレーザーポインタを当てて動かしてあげると、狩猟本能が刺激され、飛びかかって追いかけてくれます。部屋は少し暗くしてあげた方が見えやすくていいですね。

捕まえられないのですが、一生懸命狙いを定めて追いかけてくれるので、なかなか良い運動になると思います。

飼い主さんはポインタを動かすだけでいいので動く必要がなく楽ですし、誤食の心配もなく、「捕まえられない!」とねこちゃんが飽きてしまわない限り、安心して楽しめます。

 

同じように影絵も楽しめます。携帯のライトでもできるので、おうちで手軽に簡単にチャレンジできますね。

壁にライトを当てて、その前で手を動かしてみたり、猫じゃらしなどのおもちゃを使って動かしてみたりして映してみてください。

毎日やると、捕まえられないと気付いて早々に飽きてしまうかもしれないので、週に1回程度たまにやってみてあげてくださいね。

 

熱中してしまうと、壁に爪を立ててしまうかもしれないので、賃貸などで壁紙に傷がつくと困る場合は注意が必要です。布を貼ってみたり、壁ではないところに移してみたりしてくださいね

 

 

 

まとめ

わんちゃんもねこちゃんも人間と同じように色々なことでストレスを感じます。

そしてストレスは病気の原因などにもなり、心身ともに悪影響を及ぼします。ストレス源を減らす努力をすることはもちろんのこと、どうしてもそのストレス源を無くすことができない場合は、少しでもストレスを発散できるような環境を作ってあげることが重要になります。

 

それぞれに個性があり違いもありますが、どんな遊びを行うことでストレス発散ができるのか一緒に見つけてあげてみてください。

また、遊びだけではなくストレスにならない接し方なども同時に考えて、日頃から気を付けてあげられるといいですね。

北井 未来

■資格一覧

動物看護師統一認定機構認定動物看護師

■経歴

2013年 大阪ペピイ動物看護専門学校卒業

大阪府内・東京都内 動物病院...