これを読めば分かる!狂犬病?混合ワクチン?何をいつ打つ?
わんちゃん、ねこちゃんを飼っていると、定期的に予防注射の案内が来て動物病院に行かないといけないですよね。
この間打ったばかりなのにまた…?とよく分からないまま打っている方も多いのではないでしょうか。
そんな予防注射の種類、打つタイミングなどを分かりやすくみていきましょう。
もくじ
狂犬病予防注射?
日本では根絶していますが、世界的にはまだ存在し、多くの犬や人が亡くなっている狂犬病という病気の予防接種です。
東南アジアなど野犬が多く存在し、狂犬病の根絶していない地域へ行く際は、出発前にあらかじめ旅行者が狂犬病の注射を打ってから向かう場合もあります。
今回ご紹介する狂犬病予防注射は、人間が打つ注射ではなく、動物が打つ注射のことになります。どうして打つ必要があるのか、どんな病気なのかをみていきましょう。
狂犬病ってどんな病気?
狂犬病が恐ろしい病気だということは、テレビなどでも取り上げられていたりするので耳にしたことがある方が多いと思います。
では、具体的にどういう症状が出て、どう恐ろしいのでしょうか。
症状
初めはボーッとしたり、急に攻撃的になったりし、徐々に手当たり次第咬み、音や光に過敏になり、水を怖がることもあるようです。
最終的には全身に麻痺が起こり、歩行困難、嚥下困難に陥り、昏睡状態になり、死に至ります。
神経症状が出始めると急速に進行し、数日のうちに亡くなることもあります。
普段はおとなしくて、飼い主さんによく懐いていたわんちゃんでも狂犬病を発症してしまうと、別の子のように暴れ、咬むようになってしまいます。
感染経路
狂犬病ウイルスが、咬まれたりすることにより傷口から体内に侵入し、神経細胞が破壊されることにより発症します。
人獣共通感染症(人にも動物にも感染し、動物から人に感染する病気)で、発症(症状が現れること)した場合は人も動物も治療法はなく100%死に至ります。
致死率100%の病気です。これだけ医療が進んだ世界で、発症すると助けられない病気なのです。
潜伏期間(症状が現れるまでの期間)
バラつきがあり、1週間から長いと1年ほど経ってからの発症もあるようです。
発症前に感染の有無を調べることはできないので、感染の可能性がある場合は感染していると仮定して速やかに暴露後ワクチンの連続接種を始める必要があります。
狂犬病という名前ですが、犬だけでなく猫やうさぎ、りす、こうもりなどほとんどの哺乳類に感染すると報告されています。
日本は、獣医師の努力と全国の飼い主さんの協力のおかげで飼い犬への狂犬病予防注射の普及が広がり、狂犬病を根絶させることに成功し、その後も侵入を許していない、世界でも数少ない狂犬病清浄地域です。
狂犬病だけどうして義務?罰則は?
狂犬病予防法では生後3ヶ月以上のすべての犬に年1回の狂犬病予防注射の接種が義務付けされています。
また同時に飼育開始から30日以内に飼い犬の登録をすることも義務です。
これらが守られない場合は、20万以下の罰金が課されます。
また予防注射を受けていない犬、鑑札・注射済票を未装着の犬は捕獲、抑留の対象になります。
では、なぜ犬の狂犬病だけ法律で義務付けされているのでしょうか?
他にも人獣共通感染症の病気はありますし、海外では猫も感染報告があるのに犬だけなのはどうしてでしょうか。
それは先ほど紹介したように狂犬病が発症してしまうと致死率100%であり、感染を広げる主な原因が犬であるからです。人への感染の9割以上が犬からと言われています。
現に1956年頃まで日本でも人の狂犬病の発症、死亡例がありましたが、犬への狂犬病予防注射が広がり、接種率が上がると0になりました。
その後は外国からの帰国者が帰国後に発症して亡くなったり、最近では2020年にフィリピンからの来日者が来日前に自国で犬に咬まれたことが原因で発症し、亡くなったケースもありましたが、いずれも日本由来での発症ではありませんでした。
ただここ最近では、日本での発症がないことから狂犬病予防注射の接種率が7割程度に下がってしまい(2020年)、地域によっては約5割のところもあるようです。
その他に未登録の犬の件数も合わせると日本全体での接種率はもっと低いとみられます。
「日本では根絶しているのだから、打つ必要はないのでは?と思いますよね。
しかし、日本では根絶していても日本と関わりのある他国ではまだウイルスが存在しています。
輸入品を運んでいる貨物船に潜んで、ウイルスを保持した動物が日本に入ってしまったら…?
その時に予防注射を打っていない犬ばかりだとあっという間に病気が広がってしまうかもしれません。
また感染が広がった場合にどこに何頭の犬がいると把握できていないと対策をとることも難しくなります。
実際に、狂犬病の発生のなかった島に上陸したたった3頭の犬の中に狂犬病の犬がいて、3年後に島全域に広がり、約50万頭の犬(全体の63%)が処分され、81人が死亡するという事例もありました。
日本で感染が広がると、おうちの愛犬愛猫にも危険が迫ります。
もちろん人間にもです。感染を抑えるために犬の殺処分が行われるかもしれません。
そんな事態を迎えないように毎年の予防接種は怠らず、忘れずきちんと行うようにしましょう。
いつどのタイミングで打つ?値段は?
毎年4~6月は狂犬病予防期間で、3月下旬頃までに各自治体からおうちへ予防注射の案内のはがきが届きますよね。
「届かない!」という方は飼い犬登録がされていない可能性があるので確認しましょう。
(飼い始めたばかりの子犬の場合は届きません)はがきに載っている集合注射で接種も可能ですし、かかりつけの動物病院でももちろん打てます。
毎年5月頃からフィラリア予防も始まるので、4~5月にフィラリアと狂犬病をまとめて予防しに来られる方がとても多かったです。
フィラリア予防を注射で行う予定の方は、同時接種はあまりおすすめできないので、できれば別日にしてくださいね。
「混んでいるなら待ちたくないから嫌!」と言う方は早めに行くのもアリです。
3月中は割りと空いているので、落ち着いて行けるかと思います。狂犬病のワクチンは年中置いている動物病院が多いと思いますが、念のため早めに行く場合は在庫を確認してから行ってくださいね。
初めて接種する子犬の場合は、後でお話しする混合ワクチンも打たなければいけないし、一緒に打てるの?別ならどっちを先に?
そもそも家に来たのが春じゃなかったら4~6月まで待つの?と疑問がたくさんですよね。1つずつみていきましょう。
一緒に打てるの?
→狂犬病と混合ワクチンの同時接種は、体調を崩すかもしれないので避けるべきです。アレルギー反応が出た場合なども、どちらの注射が原因で出たのか判別できなくなってしまいます。
どっちを先に?
→順番はどちらを優先するかで変わるのですが、混合ワクチンを接種してから4週間ほどあければ狂犬病予防注射の接種が可能になります。
逆の場合は2週間ほどあける必要があると言われています。
混合ワクチンが終わっていないとお散歩などお外に連れ出すことができないので、混合ワクチンを先に終わらせてもいいと思いますし、早くすべての注射を終わらせたいので先に狂犬病を打つのもいいと思います。
かかりつけの獣医師の考え方にもよると思いますので、どちらが先がいいか相談してみてください。
4~6月まで待つの?
狂犬病予防は絶対に4~6月というわけではないです。
生まれた月によって、夏に打っている子も冬に打っている子もいます。
ただみんなと同じ時期じゃないと忘れちゃうし、手続きが面倒なので春にする子が多いです。
違う時期の接種で春に合わせたい場合は、早めて打ってもよいのか獣医師に確認してみてください。
注射の値段
地域によって差があるようですが、だいたい2500~3500円が多いようです。
役所での手数料が550円ほどかかり、病院によっては代行で役所へ届出、登録をしてくれるところもあります。飼い始めたときは、同時に飼い犬の登録をする必要があるので、登録料約3000円も一緒に準備しておきましょう。
狂犬病予防注射の接種料は各地域の集合注射の料金と合わせている動物病院が多いようなので、ご自身の地域のおおよその料金の参考にしてみてください。
副反応は?どんな子でも打って大丈夫?
狂犬病予防注射にももちろん副反応が出る可能性はあります。
- 元気、食欲の低下
- 嘔吐、下痢
- 蕁麻疹
- ムーンフェイス(顔面腫張)
- 重篤なアナフィラキシー
上の2つは一過性のものでしばらくすれば良くなることがほとんどですが、下へいくほど稀ですが、重い症状が起こることも報告されています。
大多数の子は何もなく受けることができますが、命に関わるようなことが起こる可能性も0ではありません。
何かあってもすぐに対応してもらえるように動物病院で接種する場合は、午後も診察を行っている日の午前中の診察時間に行い、接種後しばらくは院内で様子を見るようにしましょう。
また1度でもアレルギー反応が出た場合や老犬、病気などの場合、狂犬病予防注射の接種を免除される場合もあります。
各病院の獣医師の判断によるので、この病気の場合は免除などの決まりはありません。心配なことがある場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
免除が認められた場合は、「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行してもらい、役所に申請する必要があります。
申請していないと法律違反になりますので、忘れずに行ってくださいね。また動物病院で猶予証明書を発行してもらう場合、だいたい予防注射と同じくらいの料金が文書料としてかかることが多いので注意してください。
混合ワクチン?
では続いて、混同しやすい混合ワクチンです。
3種、5種、8種など色々種類があり、数字の数の病気が含まれています。
住んでいる地域やよく行く場所、飼育環境などによってどれを接種すべきなのか変わってきます。
「毎年打ってるから毎年同じものをそのまま打ってる!」という方もきっと多いですよね。
年を取ってあまり出掛けることがなくなってきたりしたのであれば、接種する必要のないものもあるかもしれません。
どういった病気の予防なのか、どういった場合に打つべきなのかみていきましょう。
犬の混合ワクチンの種類
犬の混合ワクチンは種類がたくさんあります。
4.5.7.8.9.10種など動物病院によって扱っているものも異なります。
数が多いほど予防できる病気が多いなら、1番大きい数のものを打てばいいのでは?と思いますよね。
しかし地域によって全く流行っていない病気もありますし、数が多いほど副反応が起こりやすくなったり負担も大きいと考えられます。
必要がないのであれば、打たなくていいに越したことはないですよね。予防できる病気をみていきましょう。
犬ジステンパー 《伝染力強い》
【症状】…目やに・鼻汁・発熱・食欲低下など。重篤化すると麻痺や痙攣などが起こることも。死亡率高め。
【感染経路】…感染犬の目やに、鼻汁、唾液、排泄物などへの接触。くしゃみなどからの飛沫感染。
犬伝染性肝炎(アデノウイルスⅠ型)
【症状】…嘔吐・発熱・下痢など。軽症の場合は鼻水が出る程度のことも。重篤化した場合は肝機能不全・低血糖からの神経症状などが起こることも。
【感染経路】…感染犬の鼻水、唾液、排泄物への接触。
犬アデノウイルスⅡ型感染症 《伝染力弱い》
【症状】…咳・くしゃみなど風邪に似た症状。
【感染経路】…感染犬との接触、咳・くしゃみなどの飛沫の経口、経鼻。
犬パルボウイルス感染症 《伝染力強い》
【症状】…激しい下痢・嘔吐・発熱・脱水。子犬の致死率が高い。
【感染経路】…感染犬の便、嘔吐物への接触、食器の共有による感染も。
以上4つがコアワクチンと呼ばれ、すべての犬に接種すべきと言われているワクチンです。
以下はノンコアと呼ばれ、地域や状況によって接種を考慮するものになります。
犬パラインフルエンザ感染症(ケンネルコフ)
【症状】…咳・発熱・鼻水、重症化すると肺炎など。
【感染経路】…くしゃみや咳などからの飛沫感染。
犬コロナウイルス感染症
【症状】…嘔吐・激しい下痢、パルボとの同時感染で死亡率上昇。
【感染経路】…感染犬の排泄物などへの接触。
犬レプトスピラ症 《人獣共通感染症》
【症状】…「出血型」腎炎・出血性胃腸炎など
「黄疸型」嘔吐・痙攣・黄疸など
「不顕性感染」症状が出ない
【感染経路】…感染した動物(ネズミなど)の尿で汚染された土や水への接触。
レプトスピラ菌には250以上の型があり、7種以上のワクチンはすべてレプトスピラの型が増えているものになります。
レプトスピラは街中ではあまりみられないので、都心部に住んでいる子は必須ではなく、森や山、川に行く子には打つことを勧めていました。
猫の混合ワクチンの種類
猫の混合ワクチンは犬ほど種類が多くありません。だいたい3種、4種、5種ぐらいです。犬と同じように数字は予防する病気の数を表しています。
猫の場合は犬のようにお散歩に行くこともないので、「うちは家から一歩も出ないし、新しく他の子を迎え入れる予定もないから打たなくても大丈夫!」と言う方もいらっしゃると思います。
確かに家から出ないのであれば大丈夫じゃないかなと思うのですが、感染力の強い病原体だと飼い主さんを通して感染することもあります。
外で他の猫を触った手で家の子を触る(もちろん手洗いした後です)、他の猫に足元にすりすりされた同じところに家の子もすりすりした、こんな簡単なことで感染することもあります。
どういった病気があるのかみていきましょう。
猫ウイルス性鼻気管炎
【症状】…くしゃみ・発熱・鼻汁・目やに・結膜炎(失明の恐れも)など。
【感染経路】…感染猫の鼻汁、目やに、唾液などへの飛沫、接触感染。
1度感染すると一生涯ウイルスキャリアとなり、ストレスなどで自分の免疫が落ちたときに症状が出ることも。
猫カリシウイルス感染症 《感染力強い》
【症状】…口の粘膜に潰瘍・くしゃみ・発熱・鼻汁・肺炎など。
【感染経路】…感染猫のくしゃみ、鼻汁などの経口、経鼻・食器やおもちゃの共有など。
症状がない状態でウイルスを排出している猫もいるので注意が必要です。
猫汎白血球減少症 《感染力めちゃくちゃ強い》
【症状】…嘔吐、下痢、発熱など。子猫は重症化しやすく、死亡率も高い。
【感染経路】…感染猫の嘔吐物、便などの経口。使ったおもちゃ、タオルから感染することも。
猫のコアワクチンは上記3つになります。
以下はノンコアになり、飼育環境なども考えて打つか打たないか決めましょう。
猫クラミジア感染症《人獣共通感染症》猫→人への感染の報告も少数あり
【症状】…結膜炎、目やに、くしゃみなど。
【感染経路】…感染猫の目やに、鼻汁、排泄物などへの接触。
猫白血病ウイルス感染症(Felv)
【症状】…発熱、食欲低下、貧血、腎臓病、リンパ腫、白血病など。
【感染経路】…母→子への胎盤感染、感染猫とのケンカ、食器の共有、グルーミングなど。
猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)(猫エイズ)猫→人へは感染しません
【症状】…下痢、口内炎、発熱、免疫低下により様々な病気に罹りやすい。
発症しない子も。エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症すると1~3ヶ月以内に死亡すると言われているので、発症を予防するためにできるだけストレスフリーな生活を送らせてあげることが求められます。
【感染経路】…感染猫とのケンカ、交尾。
白血病までは5種ワクチンに含まれていますが、最後の猫エイズは混合ワクチンには含まれていません。猫エイズ単体のワクチンがありますが、取り扱っている病院もあまり多くなく、私が勤めていた病院でも取り扱っていませんでした。
もし接種を考えている場合は、接種予定の動物病院へ在庫を先に確認してくださいね。
また白血病とエイズは外猫から感染することがほとんどなので、感染させないためには外には出さず完全室内飼育を徹底しましょう。
いつどのタイミングで打つ?値段は?
混合ワクチンは狂犬病の予防注射とは違い、義務ではなく任意での接種になります。
打つか打たないかの判断は飼い主さん自身に委ねられますが、病気になってしまった時のリスクや治療費のことを考えるとよほどの理由がない限り打つことをお勧めします。
打つ時期
初めて接種する時のみ犬は3回、猫は2回接種することが多いです。
お母さんからの移行抗体がなくなる生後6~8週(1ヶ月半から2ヶ月)頃に1回目を打ち、その約1ヶ月後に2回目、犬の場合さらに1ヶ月後に3回目を打って免疫強化をはかります。
1回目、2回目はペットショップやブリーダーで接種しており、おうちに来たときは最後の1回だけという子も多いです。
その後は、日本では1年に1回の追加接種が多いですが、海外では3年に1回のところもあり、毎年打つ必要があるのか日本でも問題になっています。
ワクチンの抗体量を血液から調べ、落ちていないのであればその年の予防接種はスキップするなどの方針を取り入れている病院もあります。
予防注射は、弱毒化したものや無毒化した病原体を体内に入れて抗体を作るので、体調がいい時に接種することが基本です。
おうちに来たばかりの子はまだ新しい環境に慣れておらず、ストレスを感じているかもしれません。
1週間ほどはおうちでゆっくり様子を見てあげて、慣れて落ち着いた頃に病院へ連れていってあげてください。その際は、既に接種済みのワクチンの証明書も忘れずに持っていくようにしてくださいね。
ワクチンの値段
犬…5種5000円~・7種7000円~・8種8000円~
猫…3種3000円~・5種5000円~・猫エイズ4000円~
最低価格は数×1000円ぐらいになっていることが多いですが、上は病院によってバラバラです。
便検査や爪切りなどが含まれていることもあるようです。
病院のホームページに記載があるところもあるので、参考にしてみてください。
副反応は?
狂犬病の予防注射でもありましたが、混合ワクチンでも同じく副反応が出ることもあります。主な症状は、
- 発熱、元気低下
- 嘔吐、下痢
- 蕁麻疹
- 顔面腫張(ムーンフェイス)
- アナフィラキシー
などです。狂犬病の時と同じように一過性で時間が経てば良くなるものもあれば、アナフィラキシーのように重篤な症状が出て命に関わることもあります。
上記に加えて、猫では注射部位にしこりができ、腫瘍になることが少数ですが報告されています。
何度も注射することによって発生するとも言われているので、獣医師によっては悪性腫瘍化してしまい、切除しなければいけなくなる可能性も考えて、予防注射を脚に打ち、尚且つ毎年交互の脚に接種することもあります。
おうちでも注射部位にしこりが出来たりしていないか注意してみてあげてください。
また狂犬病と同じように、何かあれば午後の診察でみてもらえるように午前の診察時間内に接種するようにしましょう。
まとめ
狂犬病予防注射は法律で接種が義務付けられており、1年に1回必ず打たなければいけません。
打つ時期は春頃が多く、集合注射なども春に行われていますが、動物病院では年中接種できます。
混合ワクチンは、任意での接種になり、種類も多くあるので飼い主さん自身で選択してもらう必要があります。
住んでる地域や環境によって、どれが良いのか獣医師と相談して決めてあげてくださいね。
現在、日本ではこちらも1年に1回が推奨されていますが、ワクチンの抗体を調べることもできるので、接種することに心配なことがあるようなら検査してみてもいいかもしれません。
予防注射で100%予防できるわけではありませんが、大切な家族の一員である犬猫を病気から守ることができます。
病気になってしんどい思いをさせてしまったり、高額な治療費を支払わなくてもいいように、必要に応じて接種するようにしましょう。