愛猫の「なめなめ」はこんな行動です

愛猫の「なめなめ」はこんな行動です

そもそも「なめなめ」って?

猫が見せる特有の愛らしいしぐさ、その意味や理由がわかれば猫との暮らしがさらに楽しくなるかも。

愛猫が見せる「なめなめ」という繰り返し行動のヒミツをご紹介。

一日のうち頻繁に見られる愛猫のしぐさ、猫はキレイ好きのため、しょっちゅう体を舐めているともいわれていますが、

じつは理由はそれだけではないようです。

なめなめは猫が生きて行くためには欠かせなかった行為が、心の安定にもつながっています。

猫にとっては不可欠なことであり、セルフスキンシップでもあります。

 

「なめなめ」はなぜするの?

体を清潔にして 体臭を消すため 「猫が自らをなめているとき、そのほとんどは毛づくろいと思われます。

毛づくろいは体をなめて清潔に保つ理由のほかに体に付いたにおいを消す意味もあります。

猫は単独で待ち伏せをして狩りをする動物でしたから、においがわかれば獲物が逃げてしまうため、体臭を消して狩りをスムーズにしていたのです。

そんなにおいに敏感な猫ですから、他の猫や人に対してなめるのも、違うにおいをなめ取って、安心を得ていると考えられます。

「なめなめ」はどれくらいするの?

1日に何度も。無意識のうちに行っているようです。

猫の行動をよく観察していると、ひっきりなしに「なめなめ」をしているのがわかります。

食後に始まって、トイレのあとや寝る前など。

また、飼い主さんから叱られたり、着地に失敗したときなどにも自らをリラックスさせるためにしているのが見受けられます。

このように猫にとって「なめなめ」は、1日に何回も無意識のうちに繰り返される行為といっていいでしょう。

しょっちゅうするのはストレスなの?

毛が抜け落ちるほどするのはストレスによるものかも。

何か失敗した際に体を舐めるのは、自らを落ち着かせるためといわれます。

つまり舐めることでキモチの安定もはかろうとする行為でもあります。

よく聞く例は、飼い主さんが不在の際自らを舐めすぎて皮膚がむき出しになってしまったケース。

かゆかったり、痛かったりと不快感のある場合も舐めますが、毛が抜けるほど毛づくろいする場合は、ストレスによるものかも。

 

そのとき、愛猫のキモチは?

スキンシップされているようなリラックスした状態。

舐めること「なでる」ことは皮膚に与える刺激として考えた場合、とてもよく似ている感触といえます。

猫が体を舐めるときは、自らスキンシップしている状態に近く、そのときはリラックスしている状態といえるでしょう。

ですから、お気に入りの場所に落ち着く前などに体を舐めて、なめ終わると寝てしまうことが多々あります。

そうしたリラックスした状態を表しています。

特に朝晩の食事のあとは、普段より念入りに体中を舐めている傾向があります。