猫の「ほりほり」はこんな行動です
もくじ
そもそもほりほりとは?
愛猫がトイレでトイレの砂をほって排泄物にかける行動は、頻繁に見かけられる猫のしぐさではないでしょうか?
きれい好きな猫だから、トイレ掃除をしているとゆう説もありますが、さてその真意のほどは?
なんで猫はほりほりするの?
排泄物のにおいを消して身を隠す、狩猟時代の名残
猫がトイレでまずトイレ砂を掘るのは、用を足す前に、排泄物を埋める場所を探しているのと思われます。
野生では単独で待ち伏せをして狩りをする動物だった猫は、獲物が逃げてしまわないように自らの体臭を消して、その身を隠そうとしていました。
それは 排泄物についても同様で、自らの存在 証明にならないよう、用を足したあとも排泄物を必死で埋めて、 においを消していたのです。
その習性から、現在 でもトイレで「ほりほり」しているのでしょう。
獲物を埋めて隠しておく野生時代の習慣から
食事のあとなどに、フードボウルの周りを「ほりほり」する動作もよく見かけられます。
それもトイレと同様、 フードを埋めようとしているしぐさだと考えられます。
猫は、狩りをしてい た野生時代、獲物をほかの動物に取られないように、食べ残しを埋めておく習慣があったといわれています。
その名残から、食事のあとに床を掘るようなしぐさをするのではないでしょうか。
「ほりほり」をしない猫もいる?
においを消す必要がない場合しないことも考えられる 「トイレのときに排泄物に砂をかけない、つまりトイレで「ほりほり」をま ったくしない猫もいるようですが、それはなぜなのでしょう?
人との生活が長いと、猫の習性自体が いろいろな方向へ変わっていくこともあるので、何ともいえませんが、最近では高い消臭効果をうたったトイレ砂も多く、もしかしたら排泄物のにおいがあまりしないため、埋める必要がなくて、トイレ砂をかけない猫がいるのかもしれません。
そのとき、猫のきもちは?
命がかかっていたことだから必死でがむしゃらなのでは
【なぜするの?】でご説明したように、トイレのときに「ほりほり」をするのは、自らの排泄物のにおいを消すための行動で、フードボウ ルの周りを「ほりほり」するのは、食事を取られないために隠しておく行動と考えられます。
いずれも、野生時代に猫が生きていくために必要不可欠だ ったことで、つまり、そのときの猫の 気持ちは、とにかくにおいを消さなくてはと、「必死になっている」のではな いかと思われます。
ほりほりをしているときの猫のしぐさが、たいそう真剣に見えるのは、生きていくために必要なことだったからなのですね。
野生時代の猫が生きていくうえで必要だったことの名残である。