あなたの愛犬は大丈夫?しっかり歯みがきしないと、コワイ歯周病に!
犬は虫歯よりも、歯周病になりやすい。
犬の口の中はアルカリ性のため、酸性を好む虫歯菌が繁殖しにくいといわれています。
しかし、歯みがきをしないとすぐに歯石がたまり、3~5日もすると歯石に。
この歯垢や歯石に潜むのが歯周病菌。
犬の歯で気をつけるべきは虫歯ではなく、 歯周病なのです。
3才以上の成犬の約8割が歯周病またはその予備群
日本では3才以上の成犬の約80%が歯周病またはその予備軍といわれています。
さらに小型犬では、1才までに90%の犬が歯周病にかかっているとか。
歯周病になると、歯茎が腫れる、膿がでる、歯の根元が溶けるなどの症状が見られ、痛みも伴います。
歯周病は感染症。犬同士、 犬と人との間でもうつる!
最近の研究では、歯周病の原因となる歯周病菌が犬からほかの犬や人感染したり、人の口の中の歯周病菌が犬に感染することもあることがわかっています。
感染を広げないために、食べ物を口移しで与えたり、食器の共有したりすることは避けましょう。
歯周病がほかの病気を 引き起こすこともある!
歯周病は、口腔内だけの症状にとどまりません。
歯周病菌が血液に入りこむと心臓や肝臓に達し、慢性心不全や慢性腎不全の一因になるといわれています。
歯みがきをせずに、歯周病を放置していると全身に影響するリスクが あると知っておきましょう。
わんちゃんのデンタルケアは、簡単なものからチャレンジして少しずつレベルアップするとスムーズにできますよ。