猫のしっぽは機嫌のバロメーター
しっぽは体の中でも比較的、気持ちが表れやすい場所です。
形や動かし方とそのときの気持ちについては、さまざまな研究結果が発表されていますが、日常生活のシーンに当てはめると、なるほどと納 得しやすいかもしれません。
苦手なブラッシング中、飼い主さんに抱かれた猫がしっぽの先だけピクピクは、少し緊張。
新聞を床に広げて読んでいたら、 上にのってしっぽをパタパタは、 遊んでよー、という具合ですね。
「また、しっぽを垂直に立てるあいさつは、子猫が安心して母猫に寄っていくときのしっぽの 形が起源といわれています。
もくじ
しっぽの形と気持ち
垂直に立っている
あいさつ (歩いたり走ったりしながら)、 遊び、メスの性的接近
半分ほど上方に伸びている
メスの性的接近
水平に伸びている
友好的な接近、メスの性的接近
凸型に軽くカーブ
守的攻撃(攻撃してほしくないけど体勢は整えている)、標準的
下方に伸びている
攻撃的攻撃(戦闘態勢、硬直してムチのように動かしている場合)、守勢的攻撃 (弛緩している場合)、リラックスして まわりを観察(静止していたり、 物憂いそうに振っている場合)
股の間に 巻き込んでいる
服従、恐怖
前足が体の下にあるのは、スタンバイOKの状態
人もこれから100m走というときには、蹴りだしやすいように足が体の下にある、[クラウチング]の姿勢をとります。
実は猫も同じ。
ちょっと怖いなと思う対象を前にしているとき、いつでもすばやく逃げれるように、前足は体のすぐ下に折り曲げています。
ちなみにリラックスしているときは前や横に伸びています。
戦う意思のがないことを示す意味で、頭は首に埋めるようにして低い位置に。
恐怖感が募るほどに、この頭の位置は床に近くなっていきます。
ひげは好奇心のアンテナ
「おやっ、何だろう」と、興味が引かれるものがあるとき、ひげは前方に向きます。
好奇心のアンテナみたいなものです。
また、怖いキモチが強くなるに従って、通常は真横に向いていたひげが、顔に張り付くように後ろに向いていきます。
ひげの向きは顔の正面では気づきにくいもの、ぜひ横から観察して、猫のキモチを推察してみてください。
しっぽの動きとキモチ
しっぽは体の中でも比較的、 気持ちが表れやすい場所です。
形や動かし方とそのときの気持ちについては、さまざまな研究結果が発表されていますが、日常生活のシーンに当てはめると、なるほどと納得しやすいかもしれません。
苦手なブラッシング中、飼い主さんに抱かれた猫がしっぽの先だけピクピクは、少し緊張。
新聞を床に広げて読んでいたら、 上にのってしっぽをパタパタは、 遊んでよー、という具合ですね。
「また、しっぽを垂直に立てるあいさつは、子猫が安心して母猫に寄っていくときのしっぽの 形が起源といわれています。
全体を素早く横に動かす
喜んでいるまでではないが、機嫌がいい
先っぽだけ上下左右に ピクピク動かす
ちょっと気になる存在が近くに。 少し緊張
全体をかなり激しくパタパタ動かす
狙っている。
かなり気になる存在が近くにいる
全体をブルブルさせる
たとえばしっぽを垂直に立ててスプレーする直前や、 食事をねだるとき、 甘えるときなど いろいろなときに見られる行動。