愛猫の困ったいたずらをやめさせるコツとは?
もくじ
1. 猫の習性を理解する
習性を知って理解することで困ったイタズラの意味もわかります。
どんな動物にもあるように、猫にも生まれつきもっている行動の型があります。
それが習性といわれるもので、 猫と暮らすためにはまずその習性を理解することが大事です。
たとえば、高いところに上がりたがる、夜に暴れ まわるなど。
猫特有の習性が何か知っていれば、イタズラ行動の原因や意味も理解できるようになります。
2. 習性は思い切りやらせる必要あり
習性を抑えてしまうと問題行動に走る可能性も動物の習性というのは、思い切りやらせてあげないと、 本来もつその動物らしさが失われてしまいます。
すると、 ストレスがたまり問題行動に走ってしまう可能性が高くなります。
それによって飼い主さんとの信頼関係も崩れてしまうので、猫の習性は発散させることが必要なのです。
3. ただし、習慣の発散方法を変えてあげる
習性だからといって何でもやりたい放題にさせていいわけではありません。
人と暮らしていくうえでは、ときにはやらせない工夫が必要な場合もあります。
それが「困ったイ タズラ行動」をやめさせたい状況です。
たとえば上がってほしくない場所に上がって困る場合は、まずはその場所に猫自らの意思で行かなくなるような工夫をします。
そして、 代わりに、思いきり上がってもいい場所を用意します。
そうすることで、イタズラをや めさせる誘導ができるのです。
4、でも猫に 学習させるなんてできるの?
でも猫に 学習させるなんてできるの?
環境を整えてから。 慎重に学習させます。
犬のように飼い主さんに従うようにさせるのは猫には無理と思っている飼い主さんも多いのでは?
「猫にも学習させることはできますし、人の手を噛む、上がってはダメな場所に上がるなどは学習させたほうがいいですね」。
ただ、猫は飼い主さんへの依存度が犬よりも低く、単独行動を好む動物のため、学習させる際に、指示する=嫌なことと覚えてしまうと、飼い主さんとの信頼関係が崩れる危険性が非常に高くなります。
「学習させることはできるけれど、飼い主さんへの依存度が低いぶん、指示を伝えるのが難しいのです」
ですから猫の場合はもっと多角的に、環境を整える準備を念入りにしたうえで、学習させたほうがいいのです。
5、学習させるにはこんな対応を!
猫に学習させることはできても、より配慮が必要なようです。
それではどんなことに気をつけて対応すればいいのでしょうか?
ポイント1
イタズラは発見した現場で対応
猫に学習させるには、イタズラと「いけない」を示す言葉とを関連づけて覚えさせないとなりません。
猫がイタズラをしたときに常に、たとえば、 「アッ」といえば、言葉と行動が関連づけられて、「アッ」はストップの合図となります。
しかしながら、 イタズラをしてから時間が経って言葉を発しても、猫は行動と言葉を結びつけられないのです。
ポイント2
いけないと教えるときは、 ふだん使わない言葉で
「コラ、シロちゃん!」のような、ふだん家族間で交わされている言葉や名前を呼ぶことでは、いけないことと教えることはできません。
たとえば「アッ」や「ノー」など、驚かして、「いけない」と猫に気づきを促すような言葉を使います。
そして、イタズラをしたときに、その言葉がストップの合図となるよう、家族間で 統一しておくことも大事です。
ポイント3
猫の同じ行動には 一貫した態度で、
猫が同じ行動をとっているのに、あるときは反応せず、別のときは「いけない」と教えるなど、そのときどきで猫に対する対応が違っていると、 猫は自らの行動と「いけない」と教える言葉が結びつかなくなり、混乱します。
そうすると、そのいけない 行動は減らないことに。
猫を混乱させないためにも猫の同じ行動には一 貫した態度で対応したいものです。
いかがでしょうか?
飼い主さんも愛猫の習性を理解し、問題行動を起こさせない環境づくりも大切ですね。
また上記の対策しても問題行動がなおらない子にはお困り対策グッツなども使うと効果的かも。